※更新18.03.04 【検閲】Youtubeが保守的な内容の動画やアカウントを停止させてたことを認める

Youtubeが保守的な内容の動画を投稿しているアカウントの停止や動画の削除を行っていたことを認めました。フロリダの乱射事件の犯行を検証する内容、CNNに登場していた生徒が台本を練習するシーン、フロリダの保安官が事件件数を過小化するために犯罪を放置していた問題、保安官代理Nezar Hamze氏がテロ組織ハマスと関連する団体CAIRと関係していた内容、QAnonの文章を調査する動画、キリスト教信者のサイト、オバマ政権のFISA令状を悪用した不正な盗聴問題、銃の解説をする動画などなど他愛もないものまで含め削除されたアカウントは数万に及ぶだろうと先週より騒がれていました。インターネットのトラフィックの50%をNetflixとYoutubeで占めるほどの独占的サービスが特定の意見や文化を検閲する行為に及んだ今回の問題に、発言の自由がいかに脆弱な基盤の上に置かれていたかを多くの人に考えさせました。

この処置に関してYoutubeは保守的と判断した内容のコンテンツやそのアカウントを停止させていたことを認めました。同時に、新しく担当したモデレーション担当のやった行為だと説明しました。

先月初旬にはメディアコングロマリットNews CorpのCEOがニュースサイトをもっと検閲して限られた組織のみが報道できるようにすべきだ (外部サイト)と発言したばかりでした。そうすることによって利益の最大化を図ることが同時に可能になります。日本の記者クラブ制度みたいなものを求めているのでしょう。

またPoliticoに行き過ぎた活動をしていると指摘され、正当な言論活動や組織・人物をヘイトグループや過激派と非難を続けている団体Souther Poverty Law Centerから10,000人以上の人員を雇ってYoutubeはコンテンツの選別作業を依頼していたと報じられています

Youtubeが釈明を行ったあと停止されていたアカウントの多くが復旧されていっているとの声が見られます。ただ、保守的な内容に関する動画が概ねすべて広告収入が取り消される事態は1年以上継続する傾向としては変わっていないようです。

https://www.bloomberg.com/news/articles/2018-02-28/youtube-s-new-moderators-mistakenly-pull-right-wing-channels

更新:2018.03.04
現地時間土曜日になり、一度復旧されたアカウントのなかには再び凍結され30時間ほどの猶予で削除になると宣告されたものもあるようです。またツイッターでもDrudge ReportやDonaldJTrump Jrのアカウントが一時的に凍結されているとの指摘もあがっています。

 

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